P園での連続して4回研修 最終回
「声から創る叡智」を担当してきました。
毎回、研修終了の直後と その後の経過で
どんなことが起こっていたのか?
どんな行動変化があったのかを
研修間アンケートを取らせていただき、進めてきました。
当初予定していた以上に様々な声があり、
構成が固まるまでに時間を要しましたが…
<1回目>
・保育現場におけるコミュニケーション 〜子ども・保護者・保育者間〜
・心が通い合う土台作り 〜NGワード・受容ワード・感情に焦点・・・ペーシング
・保育を見つめる 〜感じること・理想の保育・日常の中の一歩について
<2回目>
●新任若手研修
・新人・中堅・ベテラン それぞれの段階の課題
・内的会話ではなく、外的会話を
・保育をスムーズにする「伝え方」
・ポジティブな話題を
・仕事の優先順位と考え方
●リーダー研修
・プレイヤーとリーダーのちがい
・リーダーシップと自分たちの立ち位置
・思いを引き出すコーチング
<3回目>
・伝えたことがコミュニケーション?〜公園の絵〜
・相手に伝わる伝え方〜噛みつきの例〜
・チームワークの4つの段階
・今の園について感じていること〜付箋に書き出し、園ごとに〜
…という流れを受けての最終回。
<第4回目>
・思いを聴くちから
・質の高い保育のための「チーム」
・場の声に耳を傾ける
・未来へ
〜という流れで、
みなさんの未来にとって必要な場を創れるよう、
その場その場で起こる変化に耳を傾け、必要なメッセージを受け取り、伝える中で
気づきが深まる場となりました。
今年度の初めからやりとりをさせていただいておりましたが、
最終的にそれぞれに次の課題へと向かう気付きが起こる場となり、
みんなで園の未来に貢献するチームへと、変化成長されたみなさん。
終了後は懇親会に参加させていただきました。
一人一人が自分は園にとって大切な一人であること、
「私が園を支えているのだ」ということに気がつき、
誇りを持って次の一歩を踏み出す新たなスタートであることを
感じさせていただきました。
当初の最終ゴールは
「園に愛着と誇りを持ち、退職者の出ない職場」
試行錯誤しながら達成感を積み重ねてきた皆さんは、
これからもきっと、そう在り続けることでしょう。
P.S
子どもたちのリクエストで制作を兼ねて作っている壁面が素敵でした!
<皆さんの声を一部ご紹介します>
思いを聞く力
うまく言えないけど、すごく大切なことだと思った。
聞くだけでなく、自分からもっと発信できるようになりたい。
関係のない話のようでも、
意外と相手の気持ちを引き出せることに気が付きました。
最初は目も合わせられず、下を向いてばかりでしたが、
ワークでは積極的にアイデアをだせて、それも意見を出しやすい雰囲気や、
声をかけてくださったおかげです。
日頃から自分もこうやって人に接していればいいのだとわかりました。
チームワークの大切さを知りました。
他チームと比べるのではなく、自分達のチームでやることの大切さを知った。
ワークが、とても満足感がありました。
仕事でも、お互いが否定しあわず、
自然と役割分担が出来るなんてできたら素晴らしいなと思いました。
あの1ワークでぐっと絆が縮まった気がしました。
1人では気づかないことに気づいている誰かが居るという事が印象的でした。
今日で最後の研修でしたが、とても実りのある内容でした。
何気ない事、当たり前で疑問すらだかなかったこと、
他の人の意見がひらめきになったり、
改めて深く考える切り口になったと思います。
自分の意見を伝えると、否定、批判するのは違うと思うので、
もし自分がしてしまっているのなら改善していきたいと思いました。
普段保育の話をあまりしない先生方と話し、思っていることを聞き、
こういった機会は必要だと感じた
両園のスタッフが望外に打ち解けているように感じた。
それも、今回の企画の成果の一つの様に思う。